80点。
「とてもいい映画だけど、期待が大きかっただけに越えられなかった。」
まず日本のアニメーション技術の進化に驚く。
3Dモデリングを使った部分はやはり不自然な動きが残るが、
画角によるパースの違いやテレビの画素感などの表現がすごい。
ストーリーも良く考えられていて、
時系列をずらしたヒントがすこしずつ出てきて頭を使う。
そして切ない。
ただ、個人的な趣味からすると、
壮大な景色や細かな描写は実写で見たいし、
ヒントを時系列をずらさずに出しても、ストーリーに深みがある内容であってほしい。
結局自分がアニメーション映画に求めるものは、
ナウシカ ラピュタ トトロ 魔女宅 紅の豚あたりの世界観だということだ。
もののけ姫や千と千尋あたり、アニメ映画が表現手法にこだわりすぎて
なんだかストーリーの矛盾が目立つなと感じはじめてから、
私の脳ミソは凝り固まってしまったのかもしれない。