2013-05-21

チョイス

序盤から中盤、バドがバカでイライラする。

頭のわるい人が、本当にああいった言動を起こすのだろうか、という疑問が晴れない。
頭の良い人間が脚本を書いて、頭のいい人間が演じていると考えると、
頭のわるい人をバカにしているようでイライラした。


終盤

バドが賢くなる様は、見ていて気持ちが良かった。
しかし、あっさりと終わりすぎてしまった。
もうすこし気持ち良い時間が長かったら、より後味が良かっただろう。

2013-05-17

探偵はBARにいる2

途中まではよい脚本だったが、
真犯人とその動機にはもうすこし深みを持たせてほしかった。

また、民衆の行動も現実味に欠け、
映画を盛り上げるための行動だと感じた。

ただし、真面目な映画でそれをやっていれば辟易するところであるが、
この映画はすべてをうまくシニカルなユーモアに転嫁しており、
その点では後味が気持ち悪いタイプの映画ではない。

映画館で見る必要はなかった。

北風と太陽

太陽と北風の話で重要なのは、

太陽のやさしさ、暖かさで目的を叶える

ということではなく、

対象を自発的に動かすことで目的を叶える

ということだと思う。
その手段はなんであれ、だ。

北風のアプローチが、
コートのすそをバタつかせて著しく不快にする、ということだった場合、
旅人は自らコートを脱ぐかもしれない。

しかし、目的の中に、旅人との友好な関係や、
自らの優しさの顕示といったものがあれば、
再び太陽は絶対的優位に立つのである。


旅人を気持ち良くさせたうえで自らの目的を果たした太陽は、
よい経営者になれるのかもしれない。