2014-07-01

南米③ マチュピチュ村〜クスコ

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チェックアウトが9時なので8時に昨日と同じメニューの朝食を取り、荷物を整理してフロントに預けて、ひとまず温泉を目指す。昨日宿のにーちゃんに聞いた情報では、朝一が一番お湯が暖かいらしい。温泉への遊歩道はさながら箱根か伊香保のようだったが、水着で混浴の温泉は遊歩道から丸見えだった。
朝イチは暖かいとはいえ、お湯は37度ほど。長く浸かっても芯から温まる感じがしない。日本の温泉文化と技術をぜひ持ち込みたい。入浴中も、遊歩道を往く修学旅行生が写真を撮る。

さっぱりした後は土産を買いにマーケット的なところを練り歩く。値切りの技術が必要な買い物はスリリングで面白い。余計なものまで買ってから昨日予約をすっぽかした店でかなり美味しい昼食を取り、時間ギリギリで急いで列車にかけこむ。インカレイルのすこし高級な列車に乗ったが、椅子は狭く乗り心地は昨日のperurailのexpeditionと変わらなかった。飲み物とお菓子が出る分にしては差額が大きいと思う。

オリャンタイタンボでバスに乗り換えるところまではかなり順調に過ごして来たが、クスコに到着したころから、旅の雲行きが怪しくなり始める。まず、バスを降りたらイワンが居ない。バス運転手に聞くと、すぐそこいオフィスがあるから行けばいいと言う。降りて探すが、イワンのオフィスはない。別のツアー会社に入り、イワンに電話してもらうが繋がらない。仕方なく書類に書いてある住所までタクシーで行くことを決意。ツアー会社のおっさんが交渉してくれ、5ソルでこの住所まで行く、と言っている。
タクシーは走り出し、かなり遠くまで来たところで、運転手まさかの道に迷う。この辺のはずだ的な表情をしているが、ただの住宅街だ。オフィスは見当たらない。イワンに電話をかけてみてくれと頼んだが、運転手の電話はチャージが切れてる的な表情をされ、電話を借りるから5ソルよこせと言う。こんな遠くの住宅地でただ降ろされてもたまらないのでひとまず電話代を出し、イワンに電話する。1度目、繋がらない。焦りと残念感が漂う中、2回目のコール。

イワンにつながった。セントロのカテドラルの前で待っててくれと言われる。タクシー乗る必要なかった。タクシーにはセントロまで戻ってもらうが、その道中、往復20ソルだと抜かしやがる。走った距離的にはそれくらいかもしれないが、最初は片道5ソルと言っていた。しかも運転手は住所にたどり着けなかった。喧嘩して途中で降ろされたらたまらないので言葉を濁しながらセントロ到着を待ち、近づいたところで文句を言ったが、気の弱そうな運転手もまぁ道に迷いながらも頑張ってくれていたので、往復10ソルで双方手を打つ。

カテドラルについたが、またもイワンの姿はない。南米の僻地で今頼れるのはイワンだけだ。暗くなって来た公園で待つこと十数分、タクシーから現れるイワン。イワンの名を叫ぶ3人。会いたかったよ、イワン。なんて風格があるんだイワン。着てる物が一味ちがうぞ、イワン。イワン。

無事イワンと合流し、ここで別れる友人が泊まるホテルはとても綺麗で快適そうで、夜行バスでプーノに向かう私はバスの時間に間に合うようにまたカテドラルでイワンに拾ってもらう約束をして、クスコの石積みを観光しながら夕食に向かう。名物の中でまだ食べて居なかったクイを食べようと、客引きと交渉してレモネードをサービスしてくれる店に入る。まずは見た目に驚き、食べてみると鳥肉のようだった。悪くない。
再びカテドラル前でイワンを待つ間、一人旅の日本人女性と出会い少しお話をして、先ほど同様颯爽と現れたイワンに連れられてバスターミナルへ向かう。堀江と本田とはここで別れる。
ターミナルについてからもバスまでスムーズに誘導してくれたイワンにお礼を言って、2階建バスの2階1番前の窓側という最高の席で寝る。なんていい席を確保してくれたんだ。頼りになるぞ、イワン。

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