2015-08-14

ウラジオ3日目

起きたら10時15分だ。
やっちまった。朝飯を逃した。

準備をしてチェックアウトしたのが11時過ぎ。
荷物をフロントに預かってもらう。
夜行列車が21時発なので、20時ぐらいに取りに戻ると伝える。

ホテルを出て、噴水通りのクレープ屋 ウフトゥイブリンに行く。
チョコバナナクレープ、ココア、ラテ、
ウォルナッツとポッピーのクレープ。
ポッピー!?
全部で400pくらい。

出てきたクレープはどちらも練乳たっぷりで甘い。
ポッピーはこのつぶつぶのことかな?
ココアは甘さ控えめで美味しいが、
甘い+甘いで朝から血糖値MAXだ。
店内の雰囲気はいいのだが、あいかわらずBGMがセンス無い。

今日はまずは、ルースキー島に行こう。
バスも、昨日予行演習したのでばっちりだ。
オケアン通りのバス停から15番に乗る。
バス停は①と②があり、
15番が止まるのは少し北の②だった。
①で待っていた我々は、ダッシュでバスを追うことになる。

バスは市内を北からぐるっと回って黄金橋を進む。
途中、冠水のため大渋滞があった。
この程度の雨で冠水するなんて。

そしてバスは目的のルースキー橋へ。
この橋は世界一大きな斜張橋だそうだ。
降りて見学したかったが、
橋の前後にはバス停も公園も無く、
仕方ないので素通りした。

バスの終点はFEFU。極東連邦大学。
ここまできても、料金は18p/人
学内に入る流れに乗ったら、すんなり侵入に成功。
建物に入るには、IDなどが必要なようだ。
構内マップを見ると、海沿いが公園のようになっている。
前の家族は見るからに海水浴道具を持っている。
ついていってみよう。

建物を回りこむように公園に行くと、
なにやらイベントが開催されているようだ。
近づくと、ジェットスキーのレースのようだった。
レーススタートは夕方からのようだ。残念。

ヘリコプターが2機止まっている。
看板を見ると、15分4500p。
乗ってみたい衝動に駆られたが、我慢した。

大学の建物の1Fにcafeの看板が出ている。
ここで昼食を取ることにしよう。
カフェテリア形式で、出ている食べ物を指さして注文
皿に盛り付けてもらって、レジに進む。
ピラフと、骨付き肉、野菜炒め、人参サラダ、
ペットボトルのモルスで300p。
どれも好感の持てる味付けだ。ロシアやるな!

建物の前から、無料の構内循環バスに乗る。
正面入口で降りて、帰りのバス停へ。
再び15番バスに乗って市内に戻る。

16:00。電車までまだしばらく時間があるので、
博物館に行く。
入り口はとても小さかったが、中は広い。
いろいろな動物の剥製の展示もあり、
見応えがある博物館だ、
しかしいかんせん、英語の解説がない。
だれか英語の解説書を作ってくれる方はいませんか。

まだ時間が有るので、気になっていた隣のカフェSTUDIOに行った。
中庭を使ったテラス席が気持ち良い。
ジャーマンポテト的なものと、ミントスムージーとハーブティー。
この国はWiFi環境が本当に充実している。

ここでもう一度、駅に行ってみることにした。
電光掲示板には、14:00モスクワ時間発のオケアン5号の表示があった。
ひと安心。
駅の裏手の客船ターミナルもとてもいい雰囲気だ。
港町の空気を堪能できる。
貨物船のクレーンや電車を間近に見られるベストプレイスだ。
ターミナル内の土産店は、昭和の雰囲気だ。
日本のものもたくさん売っている。

ターミナルの地図を見て、まだ行ってない場所を発見した。
姉妹都市の石碑がたくさん立っているところがあるらしい。
というわけで行ってみたが、大したことはなかった。

ホテルに戻って荷物をピックアップ。
ロビーで少しゆっくりした後、
駅前のスーパーで夜食の買い出し。
ビール、タコ、干物、チップス、おもわず買いすぎる。
いざ、シベリア鉄道へ。

駅についたのは出発の1時間前。
電光掲示板によると、4番線からの出発だそうだ。
プラットホームに降りて、ドアが開くまで写真撮影をする。
出発40分ほど前、ドアが開き始める。
1号車だと勘違いしていた我々は、係員に携帯画面を見せるが、
ロシア語でなにやら言われ、突き返されてしまう。
後ろに並んでいたおばさんが、乗車券チェンジ的なことを言っている。
チケットが悪いのか、と思い、駅舎のチケット窓口で紙に交換する。
紙のチケットを持って再び1号車の入り口へ徒歩300m。
そろそろ足がつかれてきた。
「ちがうんだって!18号車だって!」
ここにきてようやくロシア語の心の声が聞こえてきた。
出発まであと10分。意外とぎりぎりになってしまった。
1号車から18号車まで徒歩500m。
スーツケースの車輪が悲鳴を上げる。
18ってどんだけ遠いんだよ!
と思ったら、11号車の次が18号車だった。

無事18号車に乗り込むと、
ひととおり部屋の説明をしてくれるが、全部ロシア語。
ジェスチャーの部分からなんとか解読する。

今回は奮発して1等車を予約したのだが、とても快適な部屋だ。
欲を言うなら、電気がもう少し電球色だと雰囲気がよかったのに。
食事はチケットに込みのようで、
乗車時にスタッフに注文するシステムだった。
ビーフかチキンかと聞かれ、それぞれ1つずつ頼んだ。
さらに、ビールとモルスを1杯ずつ。ドリンクも込だった。

電車が動き出すと、車掌が改札に来た。
もってきた土産品をサービスかと勘違いしたりして、
なんだかんだでマグネット120pを購入した。
翌日のモーニングコールの時間、朝のコーヒーの注文をした。

窓の外は暗い町並みが流れてゆく。
部屋の電気を消して、しばらく景色を楽しむ。
20分ほどだろうか、食事が運ばれてきた。
車内の食事にしては、とてもおいしい。
ロシアやるな。

シャワーも快適に浴びて、寝る。
マットレスも布団も上等で気持ちが良い。
夜行列車の旅は、どこか新鮮で、どこか懐かしい。

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